どうも、敗北者です。
現在、借金300万円を返済中の元・多重債務者です。
借金の主な原因は、正直に言うとソシャゲの廃課金。
よくある「新キャラ出るまでガチャ回す!」を借金しながらやっていました(笑)
そんな生活が約3年、気づけば車が買えるほどの金額になっていました。
返済が追いつかず、最終的には債務整理を決意。
債務整理の直後は「あー、俺の人生終わったな・・・」と絶望でした。
そんな状態が2年程続きましたが、少しのキッカケから今は少しずつメンタルを回復中。
この記事では、そんな僕の借金→債務整理→立ち直りの全過程をリアルにまとめました。
もし今、借金で苦しんでいる方がいたら、ぜひ読んでみてください。
多重債務者になる人間の特徴

まず多重債務者になる人間ってどんな奴だと思いますか?
そう、「金遣い荒い奴」です。
まあそのまんまなんですが、特に見栄っ張りでプライドが高い人間だと思います。
これ過去の自分の話なんですけどね。
僕の場合は高校生でファッションにハマり、バイト代を全て洋服につぎ込むようなやつでした。
バイトもガッツリやっていたので、長期休暇をバイトで染め上げた翌月は、10~11万円程稼いでいました。
しかも高校生なので全部手取り。
それを貯金することなく、全部遊びと洋服に使う。
「貯金」なんて単語は当時の僕の辞書にはなかった。
ちなみにこの後の10年間も刻まれることはなかったが(笑)
そんな訳で人間の感性が大きく育つ学生の頃から、入った給料を全部使う生活をしていた。
おかげでこの後の人生はどんどん転げ落ちる。
激務薄給のアパレル店員時代:地獄のリボ払い編

学生の頃からのファッション好きから、高校卒業後はアパレル業界に就職。
1人暮らしをしながら、地方都市で働くことに。
ご存じかもですが、アパレル店員って激務で薄給。
おまけに毎日着る洋服は完全に実費。
社割はあるけど3割引き程度。
この頃から僕の金銭感覚はバグり始める。
クッソ激務のくせに給料は手取り16万程。
そこから家賃や光熱費、車の維持費などを支払うと手元には雀の涙しか残らない。
毎日深夜に帰宅していたため、自炊して節約する概念なんてなかった。
3食全てをコンビニで済ませていたので、月に6~7万は食費だったと思う(やばすぎ)。
だけど服も買わないといけないので、クレジットカードで支払っていた。
最初の頃はそんな生活でもギリギリ生活できていたように思う。
しかし数年経つと、仕事のストレスや、見栄を張って購入した型落ちの高級車の維持であらゆる支払いが滞り始めた。
毎月赤字で、家賃やクレカ、車のローンを滞納をしていた。
ギリギリ1か月以内の返済を続けていたので、当時はブラックリスト入りはしていなかった。
まあ滞納歴はしっかりと信用情報に記載されていたので、クレカの限度額の引き上げは出来なかったけど。
そんな生活もついに限界を迎え、ついにクレカの請求額が月収を超えた。
さすがに首が回らなかったので、禁断のリボ払いに手を出してしまった。
リボ払いが絶対にダメというのは馬鹿な僕でも流石に聞いたことがある。
しかし具体的に何がダメなのかは理解しておらず、「毎月の支払いが楽になるなら・・・」と「あとからリボ」を選択。
10数万円の請求金額が1万円を切る金額に変わったことを大いに喜んだ。
ここからが地獄の始まりだった。
リボ払いに変更した事で、しばらくの間は支払いが楽に。
しかし支払いが楽になったら、浮いた分(浮いていない)をさらに使い込んだのが当時の僕である。
「あとからリボ」という神機能のおかげで浪費癖はエスカレート。
気付いた時にはリボ払いの総額は70万円を超えていた。
ここまで来ると、月の支払いは数千円ではなく4万円程だったと思う。
4万円と聞くとそこまで大きい金額ではないと思う。
しかし安い給料で1人暮らし、尚且つ燃費がすこぶる悪い型落ち高級車に乗っていた僕には途方もない金額だった。
さすがに焦りを感じ、直近のボーナスは全額返済に充てたように記憶している。
そうしてなんやかんやで、半分くらいまで減った。
その後半年程を経てなんとかリボ払いを完済。
二度とこんな馬鹿な事をするかと誓った。
そして精神も限界に来ていたため、アパレル店員を退職し実家へ帰ることに。
手取りが倍に!?しかしソジャゲに廃課金しクレカ強制解約、多重債務者へ

実家へ戻り、有給と失業手当を貰いながら転職活動をした。
数か月後に営業職への転職が決まった。
転職した会社は基本給は以前より少し多い程度だったが、歩合給があったので今までにないくらい稼げた。
手取りでいうと、30万円を超えるくらい稼げる月もあり、控えめに言って最高だった。
社内で仲の良い人も出来たので、仕事終わりやプライベートでもしこたま遊んだ。
学習能力が欠落している僕はどれだけ稼いでも手元にお金が残らなかったのは言うまでもない。
それでもマイナスにはならなかったので良かったのだが、ある日転機が訪れた。
それが人事異動である。
今までは実家から通える範囲の職場だったが、異動先は車で片道2時間弱かかる場所へ。
1年程は頑張って通ったのだが、あまりに遠すぎる場所で仕事へのモチベが激減。
給料はダダ下がりし、結局アパレル時代より少しマシな程度まで落ちた。
流石にまずいと思い、職場の近くに引っ越しを決意。
社内規定では「通える範囲」の扱いだったため、家賃補助などは出ないので完全に実費。
当然貯金はないのでボーナスで引っ越し費用を工面し、なんとか1人暮らしをスタート。
生活は豊かではないもののギリギリ生活は出来ていた。
当時は某感染症が猛威を振るっており、遊ぶ機会も激減しておりそれが幸いした。
やる事がなかったので買い切りゲームをして遊んでいたけど、次第にそれも飽き始めた。
そんな時に見つけたのが、某中華系オープワールドRPG。
これにありえんくらいハマってしまった。
基本プレイは無料だったけど、毎月のように魅力的なキャラが出る。
無課金で引くのは限界があったので、少しずつ課金した。
しかし1回課金の味を覚えると、意志の弱い人間は止まれなくなる。
最初は1万円だったのが2万、3万、5万、10万とどんどん増えていく。
ここまで来ると毎月の支払いは無理なので、再び家賃とクレカを滞納し始めた。
そしてあれよあれよという間に、クレカは強制解約。
晴れてブラックリストの仲間入りである。
その後は残債を支払うために、遂に消費者金融に手を染めた。
なぜか消費者金融はこんなクズにも100万円以上の枠を設けてくれた。
無事ブラックリスト入りを果たした僕は、完全に自暴自棄だったので限度額いっぱいまで課金をし続けた。
そんな事をすると待っているのは、返済地獄しかない。
毎月10万円前後の請求が来る。
当然払えるわけがないので、また別の消費者金融からお金を借りる。
なぜか30万とか貸してくれる、ブラックリストなのに。
借りたお金で自転車操業を営みながらも課金は続ける。
今思うと完全にギャンブル依存症のそれだと思う。
毎月の支払いのストレスをガチャというギャンブルで癒していたのだろうか?
そんなことを繰り返していると、お金を貸してくれる消費者金融もなくなった。
当然課金している余裕なんてない(初めからない)ので、この辺から危機感を感じて頑張ってお金を返し始める。
感染症の影響で給料も激減し、アパレル時代と大差ない手取りだった僕には、返済なんて出来るわけもない。
消費者金融はもちろん、スマホ代すら滞納し始めた。
滞納している人間は、督促状が来てもお金は払えない。
督促状を無視していると、次は電話がかかってくる。
滞納しているくせに、罪悪感はあるので電話は怖くて出られない。
携帯への電話を無視し続けると、最終的には職場へ電話がかかってくるようになる。
流石に職場だと電話に出るしかない。
ちなみに内容としては「お支払いはいつして頂けますか?」といったもの。
別に怒られることはないし、電話口の方は大抵が丁寧な方が多い。
しかし職場で周りに人がいる状態で、返済期限を電話口に向かって話すのは本当に地獄だった。
そもそも取引先以外の見知らぬ人から、個人宛で会社に電話が来ることなどまずない。
そんな中しどろもどろで電話に出て、相手に意味深な日付を伝え、謝っている様は異常な光景だったと思う。
この頃には再びメンタルがきつくなっており、自業自得だが職場にいるのも気まずくて退職した。
限界を迎え債務整理 人生への絶望期

逃げるように仕事を辞め、今の職場へ。
新しい仕事は全く別業界の営業。
給料は前職のMaxよりは安いが、1番ひどい時よりはマシなくらい。
要するに、毎月の支払いは相も変わらず滞る。
しかし新しい会社への督促の電話は、是が非でも避けたかったので、めちゃくちゃ自転車操業をした。
スマホ代や電気、水道などの生活インフラを後回しにしてでも借金返済に充てていた。
普通に1週間スマホが使えない(Wi-Fi環境のみ)とかザラ、電気は止められるまで支払わなかった。
それでも新しい職場で不審がられるよりはマシだと思っていた。
この頃には20代も後半だったのに、生活インフラのお金すら払えなくて「自分は何のために生きているんだろう」とか考えていた。
丁度この辺りから「自己破産」や「債務整理」を考え始めていたと思う。
そんな生活も長くは続かなくて、会社への連絡はないものの督促状は大量に来る。
(今思うと、新しい職場を消費者金融に報告してなかったから電話がなかっただけかもしれない。)
あまりにも滞納が酷いので、簡易裁判所から呼び出しが数件来た。
記憶もあやふやだけど、たぶん自転車操業をする気力も失われていて、2か月以上滞納のものが増えていたのだろう。
流石に複数の裁判所呼び出しはまずいと感じ、ここで弁護士に相談することを決意した。
弁護士へ相談するのは費用がかかると思っていたが、成果報酬とのこと。
要は、消費者金融などとの示談が成立し、毎月の支払い額が決まれば、そこに手数料を乗っけるということ。
思いのほか手続きは順調に進み、数週間後には督促状も電話も鳴らなくなった。
電話と手紙がないのは嬉しかったが、「債務整理」をしたことに対しての自分への嫌悪感はMaxだった。
そもそも以前からブラックリストなので、債務整理をしたところでノーダメージの無敵の人だった。
しかし、なぜか当時の僕は「もうまともな人生を歩めないんだ」と債務整理をしたことに対しての絶望を感じていた。
数年前からまともじゃなかったのに何を言ってるんだ、と今にして思う。
結局のところ、債務整理をしても残債は残り支払いはある。
十分支払い可能な金額にはなるのだけど、1人暮らしをしながらではキツイと感じ、再び実家へ帰ることに。
メンタル安定期へ突入→デブ化→ランニングで人生のモチベ爆上がり期へ

無事に?債務整理を行ったのち、人生に絶望しながら実家へ逃げ帰り数か月。
家賃、光熱費など、大きな固定費が無くなったことに対しての精神の安定感が半端ないことに気付いた。
固定費らしい固定費と言えば、債務整理後の支払いとスマホ代くらいのもの。
ただキャリアの後払い決済を使いまくっていたので、スマホ代はめっちゃ高い。
月3~4万とかで多い時は5万弱使っている。
とはいえ先述の通り、固定費は月10万程度で済んでいた。
そして浮いたお金で何をするかと言えば、貯金などではなく、食費と交際費で全て消えていくのであった・・・。
そんな生活を1年半ほど続けると、とにかく太った。
元々、そこそこ瘦せ型で169cmで58kgほど。
それが1年半で68kgまで爆増(笑)
多重債務時代は、支払いがカツカツすぎたので食費はひたすら削っていた。
その反動があったのだと思う。
流石に「そろそろやばいかな~」とは思っていた。
そんな時、偶然幼い時からの友人と出会った。
そういう時は「めっちゃ久しぶりじゃん!」となるものだが、第一声から「あれ、太った?」である。
失礼すぎるだろと思いつつも、否定派できないし、元々そういう奴だ。
昔から変わっていないところに、何やら安堵してしまい「バレたか」と笑顔で返していた。
余談はさておき、こういった経緯もあり、一念発起してダイエットを決意。
とりあえず運動だろうと思い、色々と考えた。
有酸素運動が痩せるらしいので、候補をいくつか絞ってみた。
主な有酸素運動と言えば、サイクリングや水泳など、ランニングが挙げられる。
前者の2つは費用や、場所の面でハードルが高い。
となると消去法でランニングになった。
運動はそこそこ好きだけど、走るのは大嫌い。
特に長距離走なんて最悪だ。
しかし、背に腹は代えられないので始めることに。
始めてみると、案の定全く走れない。
500mを走っただけでも、誇張抜きで死ぬんじゃないか?と思った。
あまりにもしんどくて辛いので、最初の1週間は毎日やめようと思っていた。
めちゃくちゃしんどいので、走るのは最初の500mにして後はウォーキングに。
1日2~3kmくらいを2~3週間続けたと思う。
「こんなの効果あるのかよ!」と毎日思っていたけど、驚くことに意外と効果は出た。
体重は変動がなかったが、パツパツだったスーツが少し楽に入るようになり、全体的な浮腫みが取れた気がした。
良くも悪くも単純な人間なので、効果が出始めると俄然やる気が出た。
その頃には走れる距離も伸び、気付いたら1か月、2か月と経過し、この記事を執筆時は4か月目に差し掛かっているところだ。
今現在はほぼ元通りの体重に戻り、体は以前より引き締まっていると思う。
また機会があれば、詳しいダイエット記事は書こうと思うのだが、本題はそこではない。
ランニングなどの有酸素運動を行うと、幸せホルモンが分泌されるそう。
エビデンスについては死ぬほど記事があると思うので、ぜひ調べて欲しい。
これのすごいところを簡単に言うと、前向きになり物事に対して意欲的に取り組めるようになる。というわけ。
僕も始めたての頃は「そんなの実感できないだろ(笑)」と思っていたが、数か月も経つと仕事のモチベは上がり、怒られてもへこまない、引きずらない、イライラもしない。
といった具合に、自分でも驚くほど効果があった。
謎の無敵感が芽生え始めたので、お先真っ暗な人生についても考えることが増えた。
今までは借金の事は毎日頭に過ぎらないように、娯楽に逃げて気を紛らわせていた。
しかし幸せホルモンドバドバ星人になった僕は、どうしたら借金を早く返せるのか?やもっとお金を稼ぐ方法はなんだろうか?と現実的なプランを模索し始めた。
その結果として、今読んでもらっているブログを始めたし、節約や貯金、つみたてNISAも一気に始めてみた。
ここ数年はずーっと憂鬱な日々を過ごしており、無気力で何もやる気が起きなかった。
そんな僕が一気にいろんな事を始めだして、自分でも驚いている。
今後の目標とこのブログで伝えたいこと

このブログでは、
- 借金返済が辛いときの乗り越え方
- 債務整理のリアルな体験談
- 節約・副業・メンタル管理の実践法
などを、僕の実体験をベースに発信していきます。
馬鹿みたいに借金して人生詰みかけの僕ですが、同じように困っている人の力になりたいとマジで思っています。
そんな気持ちで立ち上げたのが、このブログです。
もちろん副業のつもりなので、お金は稼ぎたいですが、悪い商品は絶対に紹介しません。
全て僕が使ったり、本当に良いなと思ったものだけです。
その中で少しでも良いなと思ったら、応援の意味を込めてアフィリエイトリンクから購入してください(笑)
さらに馬車馬のように頑張るはずです。
余談はさておき、人生は自分が思っている以上に長いです。
今の悩みは本当に人生全体を左右するものでしょうか?
もちろん今はめちゃくちゃ辛いと思います。
でも諦めるのにはまだ早い!
10年、20年後に笑い飛ばせるよう一緒に頑張りましょう。
僕もあなたの背中を少しでも押せるような記事を書き続けます。

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